令和4年の「あなただけに読む朗読会」at町屋無事!?終了しました。


令和4年、“なないろひろば”あなただけに読む朗読会at町屋、爆笑のうちに終了しました。
無事、と書きたいのですが、どういう訳か、また台風!それも、開催時刻は台風の目が接近中の時間帯。
大変な中、お越しくださいました皆様、本当にありがとうございました。

遠方からお越しいただいた方は、新幹線が止まらないうちに早朝に駅まで来たものの、途中、新横間浜手前で新幹線がストップするような状態でした。それでも何とか開演時間までに会場にたどり着き、終演後は、新幹線が止まらないうちに、と、急いで帰って行かれました。

今年も、コロナ禍の中での開催となり、昨年に続き事前予約制。6月25日の第3回発表会の時には、落ち着きつつあったコロナも、7月に入りまたもや感染爆発。それでも、ありがたいことに8月の頭にはご予約でいっぱいになりました。
もう、皆さんも「罹るときは罹る!これ以上、外出の我慢は限界!」と気持ちを切り替えていらっしゃるのでしょうか。

当日は、またまた台風!なぜか私がイベントをすると必ずと言っていいほど雨。それもかなりの確率で台風。しかも今回は、ドンピシャで直撃という・・・。主催の荒川区芸術文化振興財団の担当者様も、「うちは、よほどのことがないと中止にはしませんから」と、おっしゃってくださったので、こちらも肚をくくることができました。

コロナに罹患した方からも事前にキャンセルの連絡が入り、そして、台風直撃・・・。これはもう、本当に「あなただけに読む」朗読会になるかもね。と、ゲストの池内のりえさんと話しておりました。ガラス越しの外は横殴りの雨。

蓋を開けてみたら、数名の方からキャンセルの電話があったものの、殆どの皆様が予定通りお越しになり、場内は熱気に包まれておりました。嬉しいことには、お越しになれなかった方全員キャンセルの連絡を入れてくださったとのこと。この“なないろひろば”「あなただけに読む朗読会」at町屋は、入場無料。本来ならば出入り自由という気楽なもの。それにもかかわらず、連絡を下さるなんて。それほど楽しみにして下さってたのだと、胸が熱くなりました。

さて、定刻14時。当会で研鑽を積む新進ナレーターの黒田博希さんの朗読。芥川龍之介作「悪魔」。朗読の舞台は初めてということですが、なかなかいい。この作品をご存じの方も多いと思います。時間も短いので朗読会でも読まれます。ですが、さながら”文豪の文学作品”という感じで読んでる方が殆ど。文学作品を高尚なものだと思って取り組まないほうがいいですよ。つまらなかったら、後世に残ってません。一見そう見える作品ほど、実はウィットに富んだ隠し種いっぱいの作品ということが多いです。この作品は、まさにそんな作品。タイトル「悪魔」から想像すると、どんな恐ろしい話かと思いきや、何のことはない、捕まえてみたら人間と同じようにグダグダ悩んでいる情けない悪魔で、人間も悪魔も変わらないんだなぁ、という話です。だよね?龍之介さん。
黒田さんは、大学で野鳥の研究をして来た生物大好き理系男子。鳥のことを話し始めると、止らなくなるらしい。そんな彼の探究心が朗読でも開眼しました。これから楽しみな逸材です。

そして今年は、長野県塩尻市からゲストをお迎えしました。朗読士®・信濃のかたりべ、池内のりえさん。
長野県塩尻市の地元に伝わる口承伝説を掘り起こし、自ら台本を書いて口演。「赤渕の鬼灯」。たっぷり圧巻の語りでした。
6月に珍しく神田伯山のチケットが当たったので、池内さんをお誘いしがてら、出演交渉。「ちょうどお盆の時期に開催するんだけど、何をやろっかー」と、上野の個室でご飯を食べながら相談。「じゃあ、河童のはなしとかどう?継母にいじめられた娘が、伝説のイケメン河童と、ズブズブズブズブ~~~って、池に沈む話。」「(爆)イケメン、でも河童と、ズブズブズブズブズブ~~~~~ね!(爆)」のりえさんと爆笑しながらも、あらすじを聞いて、これ、切ない系のじんわりくるヤツだと確信。
登場から和やかな中にも、引きずり込まれる~という予感とともにたっぷり。予想通り、いえ、それ以上、皆さん、のりえワールドにズブズブズブズブズブ~って、ハマっていらっしゃいました。

久しぶりの朗読士®2人の共演。切ないじんわり来る語りに対抗するには・・・。楽しく、元気になる怪談。そんなのあるのか??ありました!松田青子著「おばちゃんたちのいるところ」。この本は、古今東西の怪談を底に書かれた本。追いつめられた現代人のもとへ、八百屋お七や皿屋敷のお菊が一肌ぬぎにやってくる。お化けの妖気が心のしこりを解きほぐす、ワイルドで愉快な連作短篇集(中公文庫HPより)
その中から「牡丹柄の灯籠」という作品。圓朝の「牡丹灯籠」を演ると思って来た方がいたらどうしよう・・・。牡丹柄の、灯籠ですから💦久しぶりにコメディーです。怪談コメディー。面白怖いのに、最後にじんわりくる話。滑ったら、さらに地獄だと思い、今回はキャラの作り込みを念入りに。
今回の着物は、夏なので絽。牡丹柄が入っております。そして、帯も牡丹柄。この日のために新調しました。

あっという間の1時間半。開演中は、台風の目かと思うほど、静かな外も、やはり直後から豪雨。本当に皆様、お盆の中、お足元の悪い中、暑い中、ご多忙の中、コロナ禍の中、ありがとうございまいた。来年こそは、晴れますとも!


駆け付けて下さった受講生の皆さんと。

出演者3人。

浅草の天麩羅屋で朗読士®2人で打ち上げ。

11月13日には、今度は、長野県塩尻市にて朗読士®二人会を予定しております。こうご期待。

お客様に差し入れを頂きました。牡丹柄の巾着に、朝露というお茶。これは、登場人物が露子だからですね。そして、鏑木清方の幽霊画は、「牡丹灯籠」の作者古今亭圓朝のコレクション。それに達筆な手でメッセージまで。誠にありがとうございます。
その他にもたくさんの方から差し入れを頂きました。お心遣い有難くいただきます。

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