5人目の朗読をお送りします。「あなただけに読むための朗読教室」第2回発表会

毎週土曜日午後9時に、あなただけに読む朗読会youtubeチャンネルにて、2021年2月28日(日)無観客開催の「あなただけに読むための朗読教室」第2回発表会の模様をお送りしています。

1~4人目までの朗読は、あなただけに読む朗読会You Tubeチャンネルにて公開致しております。また、朗読の部屋でもご覧いただけます。

さて、今週お届けするのは、松本 恭(きょう)さんの朗読で、宮沢賢治の詩集「春と修羅」「春と修羅第二集」より詩3篇、「早春独白」「永訣の朝」「曉穹への嫉妬」です。4月17日(土)午後9時~です。

恭さんが、当会にお越しになったのは4年ほど前になりますか。それまでは仕事や家庭のことで自分の時間が殆どなかったそうで、ご子息が就職したことをきっかけに自分の人生を改めて見つめてみて、「私、きっと、何か表現がしたいかも??」と思い、ひょんなことでブログで知った私の朗読会に足を運んでくださったことがきっかけで、レッスンの方にも通って下さるようになりました。

「私、きっと、何か表現がしたいかも??」で、いきなり朗読に来るというのも、その当時ビックリしましたが、なんというか、恭さんの透明感のある雰囲気にすっかり魅了されてしまいました。

その一年後、文京区の朗読コンテストの課題が、大好きな宮沢賢治の作品でしたので、応募したら、なんと決勝進出!しかも優秀賞を獲得してしまったのです。これは、ご本人にとっても本当にビックリな出来事でした。本当にまさか自分が入ると思わなかったので、「えっ・・・私なんかが・・・」と受賞してからも心底落ち込んでいました。私はこのとき、人の心を打つ朗読というものに一つの確信を持ちました。

上手く読もうとか、目立とうとか、そういった邪念が全くない朗読。ただただ宮沢賢治の世界が好きで、その素敵さを自分の体を通して表現する。ご覧いただく発表会の模様も、かなり緊張していますが、その姿すら素敵。いいなぁ~、この透明感!何度練習しても鮮度がある朗読を目指したいですね。

「あなただけに読むための朗読教室」詳細はこちら

 

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